はじめに

妊娠した事のある女性や妊娠したいなと思っている女性にとって一度は聞いた事のある「葉酸」という名前。
産婦人科医に葉酸の摂取を勧められた女性も多いと思います。

一方で、葉酸ってどんなものなの?と思う女性も多いと思います。
実際、私も3年前までは聞いた事すらありませんでした。
だけど知れば知る程、これは女性にとって(もちろん男性にもですが!)大切なキーワードだなと思ったのです。

葉酸って何?

名前だけ聞くと、どんな栄養素なのか想像しづらいですが
実は葉酸はビタミンB9やビタミンMなどの別名を持つように、ビタミンの一種です。
野菜の葉部分に多く含まれるビタミンの為、「葉酸」と呼ばれるようになりました。

食品からの摂取

野菜の葉部分に多く含まれると書きましたが、実は水や熱に弱い葉酸。

調理すると、どんどん減ってしまう為に妊娠期などはサプリメントでの葉酸摂取を勧める医師も多いです。

妊娠との密接な関わり

私は海外で妊娠生活&出産をしたのですが、
持病で通院していた病院で妊娠したいという意思を伝えた時に
真っ先に医師から言われた事が
「妊娠したいと思ったなら、今日から葉酸を摂取するように」でした。

当時Folic Acid(英語で葉酸)という単語を知らなかった私がきょとんとしていると、医師が妊娠と葉酸の関わりについて説明してくれました。

神経管閉鎖障害のリスクを減らす

赤ちゃんの先天性の障害に、神経管閉鎖障害というものがあります。
中枢神経系の元となる神経管が正常に作られない事で様々な障害が生じてくる可能性があるものです。

しかしこの神経管閉鎖障害は、妊娠期に葉酸を適量摂取することで発症リスクを70%減らす事が出来ると厚生労働省も妊娠期の摂取を勧めているものなのです。
勿論100%の予防ではありません。
だけど、リスクを70%も減らせるならば意識して摂取する価値はあるように思いませんか?

妊娠前から

妊娠がわかった時点で摂取を始めて欲しい葉酸ですが、
もしも赤ちゃんが欲しいなと考えているのであれば、妊娠前から摂取してください。

私の主治医曰く、
「妊娠して子供が成長する上で神経系は初期に作られるものだが
妊娠初期というのは自分が妊娠している事に気づかない人もいるので
もし妊娠の予定があったり子供が欲しいと考えているのならば
土壌作りだと思って、葉酸の摂取をしておくべきだ」と。

実際、その話を聞いてからサプリメントで葉酸の摂取を始めました。

妊娠の予定がない人も

「私は妊娠の予定なんかないし、葉酸はいいや」と思ったあなた。
妊娠と密接な関わりのある葉酸ですが、他にも様々な効果があるのです

貧血予防

例えば、貧血。
貧血と言えば鉄分、と連想する人も多いと思いますが
実は貧血改善や予防には葉酸とビタミン12も必要不可欠なのです。
葉酸やビタミン12の不足からなる貧血は悪性貧血と呼ばれ、赤血球の生成が上手く行かなかったり質の悪い赤血球ができたりで体に支障をきたします。

動脈硬化予防

血管を狭くしたり、硬化させる物質の発生を抑える働きもあります。
これが、動脈硬化などの予防にもつながります。

サプリメント摂取の注意点

葉酸は、過剰摂取してもビタミンCのように余分は尿などから排出されるためそこまで慎重にならなくても平気ですが、かと言って過剰に摂取すればもちろん弊害も出てきます。
また、妊娠期もそうでない場合にも、葉酸だけを採ればいいのではなく、ビタミンB群は勿論、さまざまな栄養をバランスよく摂取する事が必要になります。
最近の葉酸サプリメントはビタミンB群も一緒に配合しているものも多く出ているようなので、薬剤師の方に相談しながら自分に合ったサプリメントを選んでください。

さいごに

4月3日は、4(よう)と3(さん)で葉酸の日だそうです。
(「葉酸と母子の健康を考える会」制定)

生まれてくる愛しい命が健やかでありますようにという願いは、誰しも同じだと思います。

妊娠している人や妊娠をちらっとでも考えた事のある人は是非葉酸について知って欲しいと思います。そして、是非摂取して欲しい。
しつこいようですが、70%もリスクを軽減できるんです。

彼女との結婚を考えている男性や、奥さんとの間にそろそろ子供が欲しいなと思っている旦那様も、大切な相手に葉酸の摂取を勧めてみて欲しいなと思います。